社長のブログ

2022/10/12 15:05

真夏の様な暑さとなった昨日、二段目の覆いを施しました。
これで昼間でも95%近い遮光が施され、写真の様に薄暗く冷涼な環境となります。

例えば山菜のウド、シロネギ、ホワイトアスパラガス、どれも同じ様に遮光を施すことにより甘くなりますが、お茶はその典型で、遮光を施すことにより、茶の樹が吸い上げた養分をエネルギーに光合成を行えなくなると、結果、その養分が渋みの原因であるカテキンに変換されること無く、アミノ酸類やテアニンの形で茶葉内に蓄積されることになります。
この性質を利用したのが、「茶の被覆栽培」であり、その揉み込んだ茶の「玉の露の様なもの」が玉露であり、また、その葉を揉み込まず乾燥して茶臼で引くと抹茶になるわけです。この状態で2週間、更に旨みを溜め込むわけです。

※2015年4月28日分再掲載