社長のブログ

2022/10/12 12:19

このブログをご覧の皆様なら、「またこの話題か」の感があるやも知れませんが、春うららかな休日となった昨日、この季節の花の開花等を写真にしました。茶という自然の賜物との関わりがあると、例えば周りの山の様子、花の開花、他の植物の様子といったことが気になります。


例えば写真は自宅前の茶畑脇にたつ椿の花。ご存知の様に茶はツバキ科の植物ですので、その進み具合は気になるところです。


そうしてこの時期の代表格、梅とユキヤナギ。本格的な春がもうすぐそこまでやってきていることを告げる早春の花です。昨年は3月の27日頃に似たような記事を書いていますので、ここ連日の暖かさで昨年よりは3~4日ほど早いということになりますが、例外は冒頭の椿の花。例年より若干遅いようにも感じられ、そのあたりを併せ考えると、例年よりもゆっくりと進んでいた春の訪れが、今少しづづ早まりつつあるのかも知れません。

茶の木も力強い新芽がプクリと顔を覗かせ、いよいよ新茶の季節が近づきつつあることを教えてくれます。この分ですと4月の後半には新茶の摘採もはじまるものと思われ、概ね平年並みの動きと予想します。一番はやい産地、鹿児島からは若干遅れ気味、との情報もありますが、いずれにせよあと数日で島物、4月に入れば遅かれ早かれ本土物の到来となると思います。

そんな本日、もう一つの定点観測「定番ブレンド」の審査評価を行いました。本日は特に「玄米茶」。日常に親しみ深い玄米茶ですが、この様に玄米茶だけをきちりと審査してみると非常に興味の深い内容となりました。歴史が古く、技術の開発し尽くされた感のある茶ですが、常に革新を模索する努力を続ける一方で、ひたすら同じルーティンワークを続ける「定点観測的な仕事」これもまた品質をたもつ大切な努力と感じています。

※2015年3月23日分再掲載