社長のブログ

2022/10/12 11:50

出張でニューヨークの郊外に来ています。マンハッタンから電車で2時間半、写真の様なすばらしい自然に抱かれた郊外の村、ミラートン。ここにアメリカで、いや、今や世界で指折りのスペシャルティ ティーの専門店となった「ハーニー&サンズ」社の本拠地があります。今回の目的は同社のご子息の結婚式に出席すること、そして先に亡くなった同社の創業経営者でアメリカにおけるスペシャルティ ティーのパイオニアでもあったジョン ハーニー氏のお墓を訪れること。 

工場を訪れると入り口に同氏の写真がドアに飾れていて、いかに尊敬された経営者であったかが忍ばれます。私自身も「美味しいお茶をお客様にお届けすること」について教えて頂いたことも多く、最も尊敬する先輩のひとりでありました。お墓を訪れ、冥福を祈り、少しでもその偉大さに近づくことを約束してきました。

同社の拝見場(お茶の鑑定場所 テイスティングルーム)を訪れるとちょうど、私の仲間でもあるドイツ人の茶商が大量のダージリンを持ち込んで鑑定が始まろうとするところ。そこに私の持参した日本茶のサンプルも併せてテイスティングタイムとなりました。日本でもそうですが、茶業に携わるものが集まり、茶のテイスティングをすると、あぁでもない、こうでもないとそれは大変な騒ぎになるもの。今回は米、独、日の集まった大変有意義なテイスティングとなりました。世界のどこにいても茶に携わるもの同士として共感のできる、そんな時間でした。

この写真は同社の広報用に撮影された一枚。同社の経営者お二人マイクハーニー氏、ポールハーニー氏のご兄弟に、仕入チームの責任者である優秀な紅一点エルビラさん、そしてドイツの有名茶商であるウルフ氏、私の加わった記念すべき一枚。非常に有意義な一日となりました。

※2014年9月27日分再掲載