社長のブログ

2022/10/12 11:42

先週のことですが、久しぶりに和束町を訪ねてきました。和束町は宇治茶の主産地の一つ、京都府の南部に位置します。いわゆる、中山間地で茶畑は下の写真の様な斜面にいちする茶畑が主体となります。真っ直ぐな平地で機械化された茶畑と異なり、家族経営の小さな茶畑が主体です。たとえば一つの丘陵にも10aに満たない茶畑が混在します。二番茶もピークを過ぎ摘採が終わった畑、一番茶後に深く刈り落とした、所謂中刈り後の畑、また番茶刈り(本茶を刈り取った後に刈り均す作業)を待つ畑と、様々なステージが混在しているので写真のように見渡すとモザイクの様です。

ある茶農家さんの畑は写真の様に急斜面にあります。その畑の上まで登ってみると、それだけで息が上がり、茶農家の苦労に頭が下がります。

その畑から下に目をやると写真のような美しい風景が。私も様々な茶産地を歩いてきました、この美しさには感動し、いつまでも眺めていたいと思いました。宇治茶のすばらしさ、この風景はそれを物語るひとつだと確信しました。

※2014年7月12日分再掲載