社長のブログ

2022/10/12 11:06

「緑茶」よく考えてみると矛盾をはらんだ言葉です。緑色の茶色。茶は少しでも酸化されると、褐色に変色します。それが最も進んだ状態が紅茶です。日本では、茶を殺青し、緑のまま残す製茶法が残り、茶樹の新芽が吹く頃のその青々しさを尊び、新茶を楽しむ習慣が生まれました。

しかし、今日の日本煎茶では味における苦渋味の少なさを求めて深蒸しが主体となり特徴が薄れていることも否めません。茶が本来持つ爽やかさを持ち、なおかつ現代風の緑茶が実現できないか、そんなことを思ったのがコンセプトブレンド「緑のみぎり」を模索し始めたきっかけでした。

日本茶の主体である「やぶきた」を敢えて使用せず、コンセプトイメージ「緑のころ」をイメージさせる「青いさわやかな香気」を持ち、それでいて「さらりとした旨み」を持つそんな茶葉を選定。鹿児島茶の中からサエミドリやユタカミドリなどの品種を使用して、丹念に精選、焙煎、ブレンドしています。飲み口はサラリと旨い。そして後口に独特の爽やかさが広がります。

昨年よりは少し遅くなりましたが、ほぼ平年通りの4月23日より以下の店舗で発売いたします。宜しくお願い致します!


※2014年4月21日分再掲載