社長のブログ

2022/10/06 15:44

二番茶の製造も大方が片付きつつある本日、何と今シーズン6度目の和束訪問を決行してきました。梅雨も明け、和束は完全に夏の景色。山の裏の谷間に張り付く畑が少し残るだけ、お世話になった茶工場を順に回りながら、本年もお世話になった生産者の方々と話していると、感慨深いものがありました。今年は特に天候の不順さに振り回された茶期となりましたが、それを切り抜けた方々に敬意と感謝を覚えずにはおられません。ありがとうございました。

てん茶でお世話になっている農家さんの工場には恒例となったご家族で製造が終了するたびにハンコを押していく茶畑の配置図のイラストにも、本日ですべての畑にハンコが押されました。二番茶で大人気となった品質も日頃の畑での丹精の賜物。お疲れ様でした。

そして、この写真は釜塚地区の奥で出会った茶畑の写真。これほどの傾斜地で丹精をした茶畑の姿は芸術品にも近い美しさが。どなたの畑であるかは知る由もありませんが、こういった事の積み上げが和束のお茶の、宇治茶の、そして日本緑茶の名声を支えているのだと実感する風景でした。その賜物を4月から7月まで三か月に渡って仕入れ、精選加工を施し、味を組み合わせ、そして世界中のお客様にお届けさせていただくことの喜び。そのことに思いを馳せる一日となりました。

※2013年7月20日分再掲載