社長のブログ

2022/10/06 15:22

爽やかな五月晴れが続き、ようやく新茶らしい天候となり、覆い下の玉露やてん茶の新芽も濃い緑に染まりはじめました。そんな話題をしていた本日、宇治市白川地区の生産農家さんから、手摘み宇治玉露の第一号が持ち込まれました。目方は約40キロ。見本缶から拝見盆に移すとツンとした独特の香気が漂い、その深い緑色と「冴え」に、期待が膨らみます。


熱湯をかけ、網ですくい、香気を確かめるとその香気の素晴らしさに「これぞ宇治玉露」との感想を持ちました。

急須で出した浸出液はご覧の通り。写真でも判るこの「トロみ」が玉露の真髄。珠のような露。緑のサラったとしたものが玉露ではありません。弊社の玉露の仕入れは毎年30トン前後。長い1ヶ月が今日から始まります。決して品質へのブレを起こさないよう、真摯にお茶と対峙しようと決意をあらたにしました。


※2013年5月10日分再掲載