社長のブログ

2022/10/06 14:42

和束町の契約農家2軒より新茶荒茶の持ち込みが始まりました。早く訪れた春は若干の居座りを決め込んで、例年よりかなり早くスタートした今年の宇治新茶もすっかり追いつかれて平年並みの進捗になりつつあります。松北園の荒茶の仕入はJA全農の京都茶市場での入札による仕入が主体ですが、キーポイントとなるお茶は農家直接の取引もあります。和束の煎茶農家2軒に始まり、最終の宇治のてん茶までほぼ毎日、早朝6時過ぎに持ち込まれ、弊社拝見場(審査室、写真の2階部分、壁が斜めになっている所、光量が安定するように設計されていいます)にて、相対取引(直接交渉による価格決定)を行います。

持ち込みが始まると、愛犬とのロングウォークも毎朝4時半出発、途中で会社に立ち寄り審査と価格査定を行い、その後帰宅、朝食を取って市場に向かうというのが毎日のルーティンワークということになります。

本日持ち込まれたお茶は流石!と言える程、すばらしい香気を放つ路地の煎茶4点が揃いました。天候に恵まれず弱気な電話が掛かって来た一週間前、「何言ってるの、期待してるからね!とにかく品質重視で摘採して!」と激励して待った甲斐がありました。今週後半には何とか100g3000円の和束産を出荷したいと思っています!

そしてこれが、自宅前自園の様子。玉露としての本格的な被覆はここから10日間。楽しみです。

※2013年4月29日分再掲載