社長のブログ

2022/10/06 12:10

比較的穏やかになった週末、愛犬と散歩に出かけました。いつもは隠元橋を渡って右折、宇治川の右岸を観月橋まで下るところ、今日は週末ということで左折、宇治橋まで右岸を遡ることにしました。陽気は春の足音を感じるような日差しですが、川面をつたう風は冬の冷たさです。


隠元橋より下手では歩道路から水面まで数メーターの差があるのですが、風景が随分と異なっています。

しばらくすると、宇治川は大きく左にドッグレッグ、これが木幡からでは宇治の花火が見にくいことの理由です。
奥に見えているのは京滋バイパスの橋です。

京滋バイパスは名神道のバイパスで宇治の高速道へのアクセスを大幅に改善してくれた道路です。真下から観る道路はど迫力。ここを過ぎると宇治橋まではもう少し、宇治橋が見えてきました。川幅も広く浅瀬が続き、伏見あたりとは川面の様相も随分と異なっています。そして、このあたりで特徴的な風景がこれです。

トトロの森のようですが、菟道稚郎子皇子の御墓(うじのわきいらつこ、応神天皇の皇子)です。関西には古墳が多く目につきますが、自然の中に古墳がある姿はどこか牧歌的で、特に春や秋の優しい日差しが似合っています。そんなことを考えながら歩いていると折り返し地点の宇治橋までやってきました。

踏切を超え、宇治橋を渡って今度は左岸を下ります。この宇治川左岸にはてん茶の茶畑が点在しています。

誰か知ってる農家がいないかなぁと探しながら歩いているとあっという間に隠元橋まで戻ってきました。(この写真は秋撮影のものです)

隠元橋から少し入った旧道沿いに古い灯篭を発見しました。「愛宕山大権現」と読めます。京都の名山愛宕山にある愛宕神社は火の神様。松北園も火を扱うので毎年お札をいただいています。嘗ては毎年、愛宕山までお札をいただきに行くのが新入社員の仕事という伝統も。もうあっという間に新茶だな。そんなことを思いながら家路につきました。

※2013年2月12日分再掲載