社長のブログ

2022/10/06 11:44

まさに「日本晴れとはことのこと」となった11月の第一日曜日、マイボトルをリュックに忍ばせて、愛犬とともに長距離のピクニックに出かけました。自宅を拠点に宇治茶ゆかりの場所を巡ってみようとの計画、折しも市内では「宇治十帖スタンプラリー」が行われていて、その自分編といった趣き。自宅を拠点に黄檗に向かうと最初に現れるのが弊社の茶園。そこを過ぎてしばらくして左方向に歩みをすすめると黄檗山万福寺の山門が。その前には宇治茶の歴史を伝える故事に因んだ駒の足影の碑が佇んでいます。


黄檗からさらに五ケ庄に足をすすめると街路樹はその色を変え始めています。
このあたりは丘陵地が住宅に開発されており、典型的な郊外のベッドタウンといった様相です。

どんどんと進むと、紫陽花で有名な三室戸寺のあたりで人家はなくなり、志津川に向けて森の中を進みます。静寂に包まれました。

その静寂を抜けて登った道を下るとそこは隠れ里、志津川地区です。夏の水害で人家の流出があった地域です。
その志津川は普段はこんな清らかな清流です。自然の力の大きさに思いを馳せながら歩いていると天ヶ瀬ダムが現れました。


天ヶ瀬ダムは琵琶湖から流れ出る瀬田川をせき止めたダム。これが宇治川となり、木津川と合流して淀川となり大阪湾に流れ込みます。そのすぐ下流にはこのような美しい風景が広がります。

しばらく川沿いに下って途中の沢筋を谷に入っていくとそこが白川地区。宇治玉露の産地です。


牧歌的な風景が広がっています。その白川地区が背負う小山に広がる竹林の中の急な勾配を登るとそこは

京都府の茶業研究所です。杉本も1年間を研修生として過ごさせていただいた思い出の地。今日は休日でひっそりとしています。そこから市街地に下り、宇治橋商店街、平等院表参道を通ります。この辺はお茶屋さんが多くて、見つからないように(笑 足早に通過しました。



平等院は生垣の山茶花が美しい姿で咲き誇っていました。
そこから宇治川の中の島である「塔の島」にわたってしばし休憩。
おにぎりとマイボトルのお茶の美味しいこと!愛犬もリラックスしています。

さて、宇治川を対岸に渡るとそこにあるのは宇治茶の喫茶室「匠の館」逸品のお茶をいただける施設です。
寄ろうかとも思ったのですが、今日は犬連れ。遠慮することとしました。

そのまま進んで左手に通園さんを見ながら宇治川の堤防沿いの道にでました。
ていぼうの内外に広がっている茶畑を眺めながら隠元橋まで戻ってきました。

もうここは木幡。そのまま帰ろうかとも思ったのですが、愛犬がいつもの散歩道の続きを行こうと主張するので、そのまま歩みを観月橋まで進め、桃山南口から六地蔵、そして地元の木幡池まで戻ってきました。桜の木も赤く化粧しています。

流石に25キロのピクニックは少し疲れましたが、宇治の地すばらしい景観と宇治茶のすばらしさを実感する一日となりました。
(長文すみません。ご容赦ください)

※2012年11月6日分再掲載