社長のブログ

2022/10/06 11:24

愛犬との早朝ウォークもそろそろ出発の朝5時過ぎは随分と肌寒く感じる季節になってきました。隠元橋までやってくると橋上の温度計は12℃と示しています。まだ薄暗く日の出はまだもう少し先です。宇治川沿いに観月橋の近くまでやってくると、川下の方から鳥の群れが飛んできます。マガンの群れのようです。しかし驚いたことに、大きな群れがいくつかの編隊に別れているようで、次から次へとやってきて、一番圧巻はこの大きな編隊でした。

また、雁の群れとして頭に浮かぶ、こんな美しい編隊もありました。

昨年の今頃も同じような記事を書いて実は川鵜だったということもあったので、色々調べてみたのですが、今回の群れは川鵜ではなく、ガンのように見えますが、日本での越冬地は宮城や新潟とありますので実態は謎です。

ご存知のとおり、緑茶の茎茶のことを雁が音と呼びます。その由来は諸説あって実際のところはわかりません。雁が羽を休める枝の形に茶の茎が似ているから、とか、刈りとった根に響きのいい当て字をはめたなど色々と言われていますが、確かなところは不明です。雁が音は荒茶を精選したときに取り出した茶の茎の部分が主体となったお茶ですので、煎茶製と玉露製があります。両方共茶葉(ちゃよう)そのものよりは味が淡白で、茎の青い香りがありますので独特の香味があります。熱湯でサッと入れるような飲み方が涼しくなるこれからの季節にぴったりです。因みにこの雁が音だけを原料としたほうじ茶は所以、味はサッパリですが香りが高く、通常のほうじ茶と比べて特に北陸地方では愛飲されています。

※2012年10月16日分再掲載

※現在取り扱いのある雁が音焙じ茶はこちらから→https://shohokuen.official.ec/items/61181217
 (2022年現在)