社長のブログ

2022/10/06 11:16

週末から東京と名古屋に営業出張に出かけておりました。本日しばらくぶりに出社してみますと机の上に一枚のDVDが。過日、宇治茶の主要産地、和束町のJA青壮年部様において行った講演での写真を届けて頂いたようです。

青壮年部は荒茶生産の要となる世代の生産農家が集まって勉強会や情報交換を行っている組織で、当日はお顔を拝見してもどなたか判らなくても、名前を聞けば直ぐに「茶の顔」が浮かぶ様な生産農家が集まっておられました。写真の題字を見ますと何やらたいそうな事のようですが、要は茶流通の近年の傾向について私が話をして、今後の荒茶生産のヒントとしていただくという趣旨の勉強会です。

私自身は初めてですが、これまでも弊社の仕入担当者がお邪魔して、茶の安全な生産のために色々なお願いをしたこともあります。また、他社の経営者も講師として話をされています。こういった勉強は特に珍しいことでもなく、様々な生産者の組織において行われています。また、我々、流通業者にとっても品質よく安心安全な茶があってこそ、ですので、このような勉強会には協力を惜しまず、「お願い」にあがるようにしています。

宇治はあらゆる組織において生産者と流通業者の結びつきが強く、これまでの歴史を築いたことの強みの一つであると思います。気候風土はもちろん茶の香味を変える要素ではありますが、そこで作る人の情熱と手塩。これがあってこそ旨い茶が生まれるというもの。これからもこういった機会は大切にしたいと考えています。



※2012年9月27日分再掲載