社長のブログ

2022/10/06 10:43

今朝程の自社玉露園の様子です。2重の覆いをしていますので、朝日輝く中でもご覧の通り真っ暗です。ご存じの通り、元の覆いは葦簀(よしず)を骨組み上に置き(一重目)、更にその上に藁(わら)をふって遮光をしておりました(2重目)。

今日でも宇治や八女にはこの本ズの遮光が行われている茶園もあります。本ズによる覆いは人工的な寒冷紗による覆いよりも香味に優れるとの声もよく耳にします。夜露が藁を伝って茶畑に落ちるからとの説明もありますが、私自身はこれには懐疑的で、寧ろ藁を播くという手法の為、遮光が「絶妙に不均一」になって、その結果香味が複雑化して、独特のものとなるのだろうと推察します。

写真は少し暗くて見ずらいかもしれませんが、そのままの雰囲気を観ていただけたらと思います。

※2012年5月4日分再掲載