社長のブログ

2022/09/20 17:11

既に新聞等により報道されている通り、関東電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故による影響で、一部産地の茶葉から放射性物質が検出されました。このことにつきまして、お客様からの問い合わせが増えておりますので、以下のように弊社の見解を報告させていただきます。

1)京都府は直線距離にして550キロ以上離れており、現在のところは緊急性はないと考えておりますが、行政機関等が行うモニタリングの数値では京都府の茶葉から放射性物質が検出されたことがないことを確認しております。

2)また弊社独自の方法、基準によりモニタリングを行い、弊社が本年度、現時点までに仕入れた茶葉についてもその安全性を確認しております。

2)-2 
  「弊社独自の方法、基準」とは、弊社が仕入れている茶葉の全サンプルについて、期間ごと、茶種ごと、地域ごとに国が定める公的機関、方法により検査をしております。現在までのところ、本年度弊社が仕入れたどの期間、地域の玉露、煎茶、碾茶(抹茶の原料)も「検出されず」との結果を得ております。

3)弊社は全使用原料について厳格なトレーサビリティを確保しており、弊社使用原料に放射性物質の影響を受けた商品が混入されることはありません。

よって、お客様には是非、ご安心頂きたいと思います。また、被災された皆様の復興を改めてご祈念申し上げます。そして摘採したお茶を商品に出来ない産地農家、風評被害に苦しむ産地商社の皆様にお見舞い申し上げます。

株式会社松北園茶店
President & CEO 杉本 剛


*追記
弊社はこれまで「緊急性のない地域にある」との見解から、敢えて弊社の検査内容について明記してまいりませんでした。しかし、安全を宣言された自治体の産茶から暫定基準を超えた茶葉が検出された事態を受け、上記見解に2)-2を追記します。平成23年6月18日


※2011年6月2日分再掲載