社長のブログ

2022/09/20 17:10

明日を残して、5月も終わりになりました。宇治新茶の取引も煎茶の大体が片付き、玉露が最盛期、テン茶が盛期入りといったところかと思います。春先の冷え込みで、一体どうなる事かと気をもんだ本茶期も土曜日の取引で昨年に並んだ格好です。つまりは昨年よりも短期集中的に進んでいるということですので、最終的には数パーセントの減産と予想します。単価が伸び悩む中、農家の皆さんも大変、そして我々茶商も同じ単価でより良い品をお客様へと試行錯誤を重ねています。

先週末、土曜日の午後は少しの落ち着きがありましたので、弊社の品質管理の重要工程である該当期間に社内でブレンド、精選加工された全サンプルの品質確認チェックを行いました。今週は当然、殆どが新茶となっています。この作業は「先ず第一に製造した商品に事故がなかったかの最終チェック」「製造、ブレンドの大きなブレがないかのチェック」を目的とし、社内に4名在る品質判定に関われる一定の力量を持ったものの合議によってのみ判定される仕組みとしています。弊社会長はこの判定には関わることが出来ませんし、本年度より弊社代表となった私もこの判定の中で25%の投票権を持っているに過ぎません。

全体の感想としては、バランスのとれたお茶が並んでおり、この気候のなかこの品質に仕上げた農家の皆さんに敬意を表したいと思います。ありがとうございます。

※2011年5月30日分再掲載