昨日５月１日、ＪＡ全農京都茶市場において平成２３年度産茶の初取引が行われました。八十八夜に先立っているいとはいえ、５月の初取引は１５年ぶりの遅れとなります。

午前１０時多数の茶業関係者が集う中、３３３キロの宇治新茶が上場され、入札販売が行われました。新茶はお茶のお正月、初取引は元旦です。弊社仕入チームも気合いが入ります。本年度初取り引きのお茶のサンプルを一点、一点吟味してみての感想は「今年は非常に品質が良い」ということです。嬉しくなります。春の訪れが遅く、ヤキモキしてきましたが、お茶はやはりゆっくり、じっくり育つ方が品質が良いということの表れと思います。

ご祝儀的な手もみ茶を除いた最高落札金額キロ当たり31300円、最低落札金額キロ当たり14890円、平均落札単価19511円となりました。ご祝儀的な側面もあるかも知れませんが、それ以上に品質が揃い、単に初取引と言うだけでない品質の茶を揃えた茶農家の方達に敬意を表したい、と思います。