社長のブログ

2022/09/15 15:48

今年の春は気温が上がらず、宇治では初取引もここ最近では一番遅い5月1日ですが、これもどれほどの上場があるのか予想つきません。私は松北園の自園茶畑の一角に住んでおりますが、今朝、愛犬の散歩から戻った時に茶畑を覗きに行ってみました。この園は玉露園ですので、すでに覆いを広げていますので、側幕を解いて中に入る必要があるのです。さて、その時にとんでもないことに気付きました。


牡丹桜が見事に満開ではありませんか!その開花が余りに遅くて、咲いていないことにさえ気づいていなかったのです。因みに桜の後ろに見えている黒い幕が茶園を覆う寒冷紗(かんれいしゃ)です。牡丹桜というのは新茶摘採前に咲いている花の代表みたいなもので、これでは新茶が遅れているはずです。

さて、先ずは覆いの中を覗いてみました。

見事に新芽は育っています。育ってはいますが、まだ新芽のかわいいこと!この分では玉露の摘採となると2週間近く先と考えます

さらに近ずいてみるとその小ささがおわかりになると思います。この分では宇治市よりも標高の高い和束や南山城では、煎茶でも本格的な生産は連休後半からのスタートとなると思います。宇治の新茶をお待ちのお客様にはご心配とご迷惑をお掛けしますが、宇治新茶の登場まで、今しばらくお待ちください。

※2011年4月29日分再掲載