社長のブログ

2022/09/15 15:30

午後はMillertonにある同社のショップにて昨日同様、お茶のテイスティングをします。

マンハッタン在住のアメリカ人の友人にミラートンのほうに行くと告げると「その辺に人住んでるの?」と茶化したような言葉がでてくる田舎街。しかしこの地域の歴史は古く、かつては製鉄で栄え、今日ではその名残で古い、大きな邸宅が点在して、マンハッタンから車で2時間の別荘地となっています。
そんな田舎にある同社のショップは、いったん中に入ると洗練された空間が広がっています。

全米はもとより世界の注目を集める同社のショップが誰も場所を知らないようなこの土地から発信されるエネルギーがあるということに驚くばかりです!さて、いよいよ開始の時刻となりました。

30名近いお客様で溢れかえります。
昨日のSOHOとはまた異なって、普段から同社のショップを訪れるお客様たち、質問のレベルも高く、私の拙い英語では四苦八苦。

Mike氏の絶妙のフォローを貰いながら、気づいてみるとあっという間に3時間が経過していました。

今回のNY出張で確信したのはやはり「おいしいものは万人に受け入れられる」という動かし難い事実。
そして、人と人のふれあいに勝るものはない、ということです。
世界は確実に狭くなり「日本のティーマスターがやってくる」という彼らの誇大な宣伝があったにせよ、これだけのお客様に集まっていただくという事実がそこにはあります。
日頃から心がけていることではありますが、お客様のために真剣にお茶と対峙すること、そのことに心新たにする機会となりました。
人と人を繋ぐお茶。そんな素敵な商品を扱わせていただいていることに感謝します!

最後に「日本に帰ります、また来ます」とJohn氏のところに挨拶すると一言「Not allowed 許さん」。絶妙で労りのあるお言葉に頭が下がる思いで同地を後にし、マンハッタンに戻りました。

Mike氏、John Harney氏ご夫妻、そして私のショット。私の宝物となることでしょう。

さて、そのHarney&Sonsのお茶が日本でもオンラインで買えるようになっています。
*東京の正規代理店が運営されています。松北園は直接の関係はありません。

※2011年2月22日分再掲載