2022/09/15 15:23
若干のジェットラグ(時差によるリズムの崩れ)を抱えながらも、快晴に澄み渡った空に感動を覚えます。
本日はマンハッタンでの仕事の1日目、多忙になる予定です。朝食後ホテルを出発して徒歩にて34丁目方面に向かいます。
有名な百貨店Macy’sまでやってくると開店前のお客様の列が玄関に出来ていて、日本の百貨店の朝の光景と同じです。
Macy’sの前から、左側を見上げると、そうです「エンパイヤーステートビルディング」です。
本日の仕事の一つ目はその前にある見本市会場で行われているニューヨークコーヒー&ティーフェスティバルを訪れること。
有料の一般向けイベントですが、開門前から長蛇の列ができており昨今のスペシャルティCoffee&Teaブームが頷けるというものです。
さて中に入ってみますと人、人、人。
取引先である有名店「Harney & Sons」のブースにて2時間ほどに渡って開店準備から試飲をお手伝い。
その横で行っている販売会ではフレーバーティが飛ぶように売れています。
そして私がお手伝いしている方の中国茶、日本茶、紅茶の部門でも人々の関心は高く、普通にお客様から「マッチャ」「センチャ」などの言葉が出てきて驚くばかりです。
午後からの仕事に向けてHarney社のオーナー経営者で私が尊敬する茶商、Mike Harney氏と同社が昨年末SOHO地区に開店した大型ショップに向かいました。
今回のニューヨーク出張の主目的はこれ、同社のショップにて行う日本茶の試飲と入れ方教室です。
店舗までやってきて驚いたのはまず、店頭のディスプレイ、ウィンドウには日本で使われる「茶箱」を組み合わせて芸術的にスタックされています。箱のラベルには弊社の名前が貼られていて誇らしい気分です!
さて、お客様はやってこられるのでしょうか?今回はSNSのFacebookやTwitterで告知がされていましたが、日本から「オッサン」が一人やってくるからと言ってどれほどの関心があるのか疑問です。
さて、準備を整えていよいよ開始の時刻近くなって気づいてみると試飲カウンターの前はお客様だらけとなっています。
アメリカは今「茶ブーム」と言われていますが、その関心の高さには本当に驚かされました!
煎茶、玉露、抹茶の入れ方を説明しながら、試飲をしていただくのですが、常時10名ほどのお客様がいらっしゃいます。
質問も普段自分の入れている入れ方や買われている商品と比較しての質問が多く、茶がアメリカの人々に受け入れられつつあることを確信しました。それにしても人の波は途切れません。途中で取材を受けたり、また茶道関係の方々にお会いしたりとあっという間に夜の7時となって、Mike Harney氏とマンハッタンから北に2時間、ニューヨーク州の北部に向かいました。
※2011年2月22日分再掲載