放射冷却の朝

2022/09/15 14:16

ほんの４～５０日程前に夏の様だと言っていたのが、まるで嘘のような今朝の冷え込みでした。恒例の早朝の愛犬との散歩に出掛けて、桃山丘陵を登って行くと、まだ薄暗い木陰から放射冷却の澄みわたった晴天の中に伏見城が輝いています。現在の伏見城は現代に再現されたものですが、秀吉が伏見の地に建築、すぐに移築した伏見城は現在よりももう少し南、木幡よりの丘陵、現在の明治天皇陵のある場所にあったそうです。この丘陵はかつては木幡の地を望む山として「木幡山」と呼ばれ、秀吉の城も「木幡山伏見城」と呼ばれたそうです。現代の私たちからすれば、その地は「桃山」であって、木幡ではありませんから、土地の線引きなんていうものはその程度の物なのも知れません。

そんなことを思いながら帰宅した朝食のテーブルには熱めのお湯で淹れた煎茶が。外気温が下がると、日本茶が美味しい季節です。

※2010年11月4日分再掲載