社長のブログ

2022/09/08 15:34

本日午後、所用のため、茶業会館に行ったところ一階ピロティにて手揉み保存会による手揉みの実演が行われていました。

手揉みというと最近はドラマや報道で静岡で行われている手揉みがよく映りますが、それと宇治の方法は異なります。江戸時代、永谷宗円により煎茶製法が開発され、その製法「宇治製法」が全国に伝播し現在に至っています。

一方、宇治においてはその製法が更に改良され現在の形「宇治製法」として現在に保存されています。最大の違いは写真にある「板ずり」が行われていることです。これは最後の揉み込みを板の上で行うことです。

他方、静岡などで行われている「宇治製法」においては板を使わず、最後まで手の平をこすり完結します。

「宇治製法」と「宇治茶製法」、興味深い話です

※2009年7月18日分再掲載