社長のブログ

2022/09/08 15:27

本日、京都茶市場で2番茶が初上場されました。
上場量は7000キロ強で、落札平均単価は平年より安く落札されました。
昨年来の不況、ここ数週間の水不足での品質劣化などの悪条件が重なったからかと思われます。

2番茶というと「安物」のイメージがりありますが、決してそんなことはなく、煎茶らしい香気と渋い味が好きな方には人気があります。特に京都や鹿児島でも霧島や静岡の川根筋、本山筋など中山間地の二番茶は香気高く人気があり、中には一番茶顔負けの価格で取引される物があるほどです。

が、本年は宇治のみならず、鹿児島や静岡の大産地も同じような理由でかなりの安値になっているようで、この先どうなってゆくのか、茶業界は大きな分岐点に差し掛かっているように感じます。


※2009年6月16日分再掲載