社長のブログ

2022/09/06 15:27

本日は早朝より製造の終わった宇治市白川地区の玉露とてん茶が大量入荷となりました。この地区は古くより「斡旋」や「茶とんび」と呼ばれるブローカー氏が束ねる取引となっており、そのブローカー氏が見本を持ち込みました。(静岡は今でもほとんどの取引がこの斡旋を介した相対取引です)

本日の入荷は玉露が600キロ、てん茶が1200キロ。全てが手摘みの品で、
価格決定にも2時間以上を要しました。

白川地区の茶はやや葉肉が厚く、大型になりがちですが、味は濃く、また強い香気が他の地区では決して手に入らない特徴となっています。今年のお茶は特に味が濃く感じられました。宇治市内のお茶は大体において、新茶時期には味が薄く感じられ(京田辺産あたりと比較して)、秋を越えてからその真価を発揮するような傾向があり、この分だと蔵出しとなる秋に、これらのお茶を再検査するのが、非常に楽しみです。

それにしても2時間で高級車3台近くの商談となり、流石に疲れました。


※2007年6月7日分再掲載