2022/09/06 15:16
一昨日紹介した和束町の契約農家より本年度初の入荷がありました。
この農家は「かぶせ栽培」が増える中、かたくなに「露地栽培」を続けています。
「露地栽培」は太陽をいっぱいに浴びて栽培するため、味が渋くなったり、
色が地赤くなったりと商品としては難しい部分もあるものの、煎茶らしい
爽やかな香りに優れ、それでいて尚且つ「甘みとまろやかな渋み」の絶妙の
バランスが完成したとき、その旨さは甘さを極める「かぶせ栽培」とは対極の
お茶となります。
この農家はまさにそんな絶妙さを実現できる数少ない農家の一軒。
殆どは百貨店を通じてお客様の手元に届きますが、最近は海外の茶商を通じて
ニューヨークでも密かなブームとなっています。
具体的な商品化がされたとき、また案内します。
※2007年5月1日分再掲載